2007年10月08日
CEATEC2007@幕張メッセ(1)
千葉市の幕張メッセで CEATEC JAPAN 2007(シーテックジャパン)がおこなわれた. CEATEC JAPAN は,アジア最大級の映像,情報,通信の国際展示会だ. 以前は,エレクトロニクスショーとしておこなわれていたが,2000年から COM JAPAN(前身はデータショウ) と統合して CEATEC JAPAN となった.
動画:幕張メッセ・CEATEC2007(1).wmv
今年の注目製品は,ソニーの超薄型の有機ELテレビだ. すでに2006年にも各社から参考出展はあったが,今回は2007年12月から実際に販売される製品レベルとなっている. ただし,TV のサイズが11インチで販売価格は約20万円となっている. 動画に弱い液晶テレビに満足していない一部のゲームファンには受け入れられそうだ. しかし,まだ一般が購入するようなテレビの価格とはなっていない.
一部のビジネス向けでは,すでに注目され始めているようだ. たとえば,車販売ディーラーだ. 車の良さを客に伝えるには,実際に走っている姿を見せるのが一番だ. しかし,液晶テレビ は残像が残るなどいまひとつだった. また,プラズマテレビは小さくすると安定して発光できないため,構造上40インチ以下の製品を作ることができない. 客と商談をしながら机の上で表示するようなディスプレィが欲しかったが,世の中には存在していなかった. そこで. 有機ELテレビに期待しているのだ.
一方,液晶テレビの AQUOS として販売を伸ばしているシャープは,さらなる液晶の薄型化で対抗する. 52型でわずか20mmの薄さだ. また,液晶テレビはスポーツ観戦に弱いとされているが,この問題も解決しつつある.
その技術のひとつが,通称2倍速表示といわれる方式だ. 日本のテレビは NTSC という方式を採用しているが,1秒間に60フレーム(コマ)表示する. これを倍の120フレームにすることによって残像を少なくするのだ. さらに,4倍の240フレームの液晶テレビが開発中である.
プラズマテレビ陣営のパナソニック(松下電器)やパイオニアは,目新しい発表はなかった.
注目されたのは,薄型テレビばかりではない. au の新しいスタイルの携帯も人気だ. これで,地上波デジタルテレビ対応だ.
今回から,マイクロソフトが出店を出した. 携帯内臓型 PDA などが注目されていて,その O/S としてマイクロソフトが採用される事例が多くなってきたからだ.
<関連記事>
(2007年10月08日)CEATEC2007@幕張メッセ(2)
(2007年10月08日)CEATEC2007@幕張メッセ(3)
(2007年10月08日)CEATEC2007@幕張メッセ(4)
動画:幕張メッセ・CEATEC2007(1).wmv
今年の注目製品は,ソニーの超薄型の有機ELテレビだ. すでに2006年にも各社から参考出展はあったが,今回は2007年12月から実際に販売される製品レベルとなっている. ただし,TV のサイズが11インチで販売価格は約20万円となっている. 動画に弱い液晶テレビに満足していない一部のゲームファンには受け入れられそうだ. しかし,まだ一般が購入するようなテレビの価格とはなっていない.
一部のビジネス向けでは,すでに注目され始めているようだ. たとえば,車販売ディーラーだ. 車の良さを客に伝えるには,実際に走っている姿を見せるのが一番だ. しかし,液晶テレビ は残像が残るなどいまひとつだった. また,プラズマテレビは小さくすると安定して発光できないため,構造上40インチ以下の製品を作ることができない. 客と商談をしながら机の上で表示するようなディスプレィが欲しかったが,世の中には存在していなかった. そこで. 有機ELテレビに期待しているのだ.
一方,液晶テレビの AQUOS として販売を伸ばしているシャープは,さらなる液晶の薄型化で対抗する. 52型でわずか20mmの薄さだ. また,液晶テレビはスポーツ観戦に弱いとされているが,この問題も解決しつつある.
その技術のひとつが,通称2倍速表示といわれる方式だ. 日本のテレビは NTSC という方式を採用しているが,1秒間に60フレーム(コマ)表示する. これを倍の120フレームにすることによって残像を少なくするのだ. さらに,4倍の240フレームの液晶テレビが開発中である.
プラズマテレビ陣営のパナソニック(松下電器)やパイオニアは,目新しい発表はなかった.
注目されたのは,薄型テレビばかりではない. au の新しいスタイルの携帯も人気だ. これで,地上波デジタルテレビ対応だ.
今回から,マイクロソフトが出店を出した. 携帯内臓型 PDA などが注目されていて,その O/S としてマイクロソフトが採用される事例が多くなってきたからだ.
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